「警備費用が高くなるのはどんな短期イベント?」
「費用を抑えるにはどうしたらいい?」
スムーズなイベント運営に欠かせないのが警備員。配置することによって潜在的なリスクを抑え、トラブルを防ぎやすくなります。
ただ、短期イベントの種類や会場のレイアウトによっては、警備費用が高額になることも。せっかく開催するのですから、少しでも安く警備員を配置したいところですよね。
「でも、警備員のことなんて分からないし、調べるのも面倒…」
という方に向けて、この記事では警備員の費用が高くなりやすい短期イベントのタイプを徹底解説!もちろん、原因や対策も述べているので、記事を読み終わる頃には、警備のコスパをグッと高められるようになっているでしょう。
手っ取り早くコストを抑える方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
警備員の費用が高額になりやすい短期イベントとは?
短期イベントの種類によっては、警備費用が高額になることがあります。
人が一気に押し寄せる短期イベントでは、限られた予算の中で、イベントの安全性を確保しなければなりません。
「イベントの予算が警備費用で圧迫された…」なんてことになっては、元も子もありません。まずは警備費用が高くなりがちな短期イベントを理解しておきましょう。
大規模な屋外イベント
大規模な屋外イベントでは、警備コストが一気に上がります。コンサートやフェスティバルなどが良い例でしょう。
コストが上がる原因は次の通りです。
- 会場までの人流管理が必要になる
- 出入口の警備人数の増加する
- パトロールの人数が増加する
- 仮設トイレや機材の搬入などを設置する必要がある
屋外のイベントでは、人流管理の徹底が必要になります。会場周辺や会場内に人が押し寄せると、混雑が発生し、大きなトラブルになる可能性があるからです。
そうならないためにも、要所に警備員を配置する必要があります。場合によっては、機材を使う必要も出てくるでしょう。こういった理由から、警備コストが上がりやすいのです。
VIPが参加するイベント
VIPが参加するイベントでも、警備費用が上がりやすくなります。
厳重なセキュリティが必要になり、警備体制が複雑化するからです。
政治家や著名人が出席する講演会やセミナーでは、人流管理をする警備員とは別に、ボディーガードなどが付いています。8時間/日の警備相場は約40,000円。一般的な警備員と比べ、倍近くもの費用がかかります。
万が一のことがあった場合、主催者に大きな損害賠償を求められる可能性も0ではありません。そういったことを防ぐためにも、VIPが参加するイベントでは、高いコストを払って警備員を配置する必要があるのです。
スポーツイベント
競技場やアリーナで開催されるスポーツイベントも、警備コストが高まりやすいです。理由は次の通り。
- 複数の出入り口に警備員を配置する必要があるため
- 広い館内を複数人で巡回するため
- 熱狂する観客の監視やトラブル処理を行う警備員を大量投入するため
例えば、東京ドームでの試合などが良い例でしょう。東京ドームは複数の出入口がある上に、広大な館内を監視しなければなりません。1人や2人では、到底管理しきれませんね。
来場者が1万人を超えるイベントでは、少なくとも来場者数の3~5%の警備員が必要です。都心部の警備員相場が21,000円/日~ですから、100人雇えば、警備員だけで200万円以上かかる計算になります。
ナイトイベントや深夜の催し
夜間に開催されるイベントでは、一般的なイベントとは異なる部分でコストがかかります。夜間開催のイベントは、花火大会やクラブイベントなどが良い例でしょう。
夜間開催にイベントでコストが高まる理由は次の通りです。
- 警備員の深夜手当がかかる
- 暗がりや飲酒によるトラブルなど、対応の難易度が高い
深夜手当は、人件費の1.25倍が相場です。日中の相場が21,000円/日であれば、夜間は26,250円/日かかる計算ですから、実に5,000円ものコストアップになります。
また、飲酒するケースも多いため、トラブル対応のために有資格者を配置する場合もあります。有資格者は3,000~5,000円ほどコストが上がるため、相場の1.5倍ほどの警備費用がかかると考えておいた方がいいでしょう。
短期イベントの警備費用が高額になる理由
警備費用が高額になるイベントのタイプについて見てきました。このことを踏まえ、具体的に警備費用が高額になる理由についてまとめておきましょう。
原因が明確になれば、コストダウンのために打つべき手が見えてきます。
代表的な3つの観点から解説しますので、参考にしてみてください。
人員配置の増加
コスト増加の大きな原因は「人員配置の増加」です。
屋外イベントやスポーツイベントなどでは、複数の出入り口や広い館内を監視する必要があるからです。
音楽のフェスでは、1か所に来場者が密集し、非常に混雑します。人流管理や監視を行わないと、トラブルが発生し、イベントがスムーズに運営できなくなることは、容易に想像できるでしょう。
つまり、コストを抑えたい方は「最低限の人員で安全性を確保できる状況」を作る必要があるのです。
特殊な装備や機材の必要性
来場者が多数のイベントでは、特殊な装備や機材が必要になる場合があります。
この機材のレンタルや搬入が、コストアップに拍車をかけてしまうのです。特殊な機材の例には、次のようなものがあります。
- メタル探知機
- 無線機
- セキュリティーゲート
中には設置だけで数十万かかるものもあり、警備費用を大きく圧迫する要因にもなります。
ただし、こういった機材は、警備の効率性を高めるのに有効です。安くても、安全性を欠いては意味がありません。安全性と予算のバランスを考慮する必要があることは理解しておきましょう。
会場の特性
会場の立地やレイアウトは、警備コストに大きな影響を及ぼします。例えば、次のような会場では警備費用が上がりやすくなるでしょう。
- 住宅街にある
- 駅の近くで混雑が発生しやすい
- 立地が非常に悪い
- 会場の規模が大きい
- 会場のレイアウトが複雑
基本的に、混雑が発生する場所や死角が増える場所では、警備員の配置が必要です。つまり、駅から近い会場やレイアウトが入り組んでいる会場では、必然的に警備員の人数が増えてしまいます。
「会場の選び方なんて分からない!」
という方のために、警備費用を抑えやすい短期イベント会場って?費用を抑えるコツも徹底解説という記事で、会場選びのコツを解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
短期イベントで警備費用を抑えるためのヒント
ここまでを踏まえ、短期イベントで警備費用を抑える方法について見てみましょう。
警備費用をただ安くすれば良い訳ではありませんが、高ければ安心というものでもありません。
警備費用は安全のための保険料。このことを念頭において、費用削減に取り組んでくださいね。
イベント会場の適切さを見直す
まずは、イベント会場を見直すことです。イベント会場を見直すだけで、警備費用を削減できる上に、機材搬入などの準備時間も減らすことができるのです。
例えば、次のような会場を選ぶと良いでしょう。
- シンプルなレイアウトの会場を選ぶ
- 無料の駐車場がある場所を探す
- イベントに特化した会場を探す
1番簡単にできるのは、イベントに特化した会場を探すことです。アクセス・設備・レイアウトが整っており、リサーチに余計な時間をかけなくて済みます。
警備費用を抑えやすい短期イベント会場って?費用を抑えるコツも徹底解説
詳細はこちらの記事で解説していますので、ご覧になってみてください。
相見積もりを取る
手っ取り早くコストを抑えたい方は、相見積もりを取るのがおすすめです。理由は次の通り。
- イベントに合ったサービス・価格を見つけやすくなる
- 企業同士で価格競争を起こせる可能性がある
- 価格交渉をしやすくなる
つまり、相見積もりを取るだけでコストダウンのチャンスを掴めるのです。
「でも、いくつも会社探したり、依頼をかけたりするのが面倒くさい…」
という方は、当サイトにお任せください。大手含む優良企業から、無料で相見積もりを取り、お届けします。
ご依頼後にしつこい勧誘や営業をすることは、一切ありません。お気軽にお問い合わせください。
ボランティアスタッフとの連携を図る
ボランティアスタッフを配置するのも1つの手です。
イベント警備の中には、受付や案内など、一般人でも行えるものがあります。
例えば、受付でのチケットもぎり、目的地の案内、持ち物検査などはボランティアスタッフを活用すると良いでしょう。
ただし、イベントを開催する際は、有資格の警備員を配置することが義務付けられています。「全部ボランティアでいいや」なんて考えていると、罰則を与えられる可能性もありますので、絶対に行わないようにしましょう。
【まとめ】警備費用を抑えてコスパを高めよう
ここまで、警備費用が高くなりやすいイベントのタイプや対策方法について解説してきました。まとめると次のようになります。
- 屋外イベントやスポーツイベントは警備費用が高額になりやすい
- 高額になる理由は「人員増加」「特殊機材の活用」「会場の立地・レイアウト」によるもの
- 手っ取り早く抑えたいなら、相見積もり
警備費用が高額になる理由を理解しておけば、計画段階で対策を講じることができます。
ただし、ただ費用を安くすれば良いわけではありません。安全性とコストのバランスを取る必要があります。
「でも、そんな方法分からない…」
という方は、一度相見積もりを取ってみましょう。複数社の見積もりを見比べれば、イベントに合ったサービス・価格が見えてきます。
会社のリサーチや依頼が面倒なのがデメリットですが、当サイトにお問い合わせ頂ければ、そのような心配は一切不要です。
利用料無料・会員登録不要で、大手含む優良企業から見積もりをお取りします。
もちろん、営業や勧誘を行うことは一切ありません。安心してお問い合わせください。
コメント